会長挨拶

このたび、第66回日本心身医学会ならびに学術講演会を開催させていただくことになりました。会期は2025年6月21日（土）～6月22日（日）、会場は、弘前文化センターとさせていただきました。さくらまつりで有名な弘前公園のすぐ目の前に位置しております。

弘前での開催は、第12回（昭和46年・松永藤雄会長）、第40回（平成11年・佐々木大輔会長）に続き、3回目の開催となります。新型コロナウィルス感染症に関しては現在も感染対策が必要な状況ではありますが、今回は、令和5年5月に5類感染症に移行後、初めての地方開催であり、対面での開催を予定しております。多くの先生方にご参加いただけますよう、様々なプログラムの準備を進めております。

今回の大会テーマは「心身医学のアイデンティティと可能性を探る」とさせていただきました。新型コロナ感染症の拡大は社会生活に大きな影響を及ぼしていますが、職場や地域、学校における生活様式やコミュニケーションが変化することで新たな問題が生じたり、難治化、長期化する新型コロナ感染症の後遺症など、心身医学に関わるものも少なくありません。また、東日本大震災から10年以上が経過しましたが、今年は能登半島地震も発生し、今後も心身医学の果たす役割は大きいと考えます。今こそ、ご参加の先生方と議論を深める場を提供させていただければと考えております。

6月の弘前は比較的過ごしやすい気候であり、新緑も美しい時期です。ご参加の際には、津軽の伝統や文化にも触れていただければと思います。多くの先生方のご参加をお待ちしております。