会長挨拶
日本消化器病学会東北支部第218回例会
会長 小池 智幸
(東北大学病院 消化器内科)
このたび、日本消化器病学会東北支部第218回例会を担当させていただくこととなりました、東北大学病院消化器内科の小池智幸と申します。歴史ある本学会東北支部例会の会長を拝命し大変光栄に感じるとともに、その責任の重さに身が引き締まる思いです。
超高齢社会の到来、疾患構造の変化、各種解析技術および診療機器の進歩、人工知能(AI)の急速な発展と普及など、消化器病学を取り巻く環境は大きく変化しています。そこで、今回のメインテーマは「東北から発信する消化器病学の近未来」とし、会員の皆さまと共に消化器病学の近未来について幅広い観点から議論できる会にしたいと考えています。
シンポジウムでは「消化器疾患診療の現状と近未来」を、ワークショップでは「消化器疾患における基礎研究の役割と展望」をテーマとしました。内科・外科、消化管・肝・胆・膵領域を問わず、多くの演題のご応募をお待ちしております。さらに、特別シンポジウム「新たな医療技術の開発と社会実装」を企画し、医療技術の開発の着眼点と社会実装における課題、その克服法などについて議論したいと思います。
また、東北支部キャリア支援の会(旧 女性医師の会)では、日本消化器内視鏡学会東北支部女性内視鏡医の会と合同で「シミュレーターおよびハンズオンを活用したリカレント教育と若手医師の育成」を取り上げます。実際に、各種シミュレーターを用いたハンズオンセミナーも企画していますので、ぜひご参加ください。
さらに、専門医セミナーでは「食道良性疾患の診断と治療の進歩」をテーマとし、若手医師の発表セッション「特別企画:目指せ!消化器病専門医(研修医・専攻医)」も例年通り行います。
本会が実りあるものとなるよう、鋭意準備を進めて参ります。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。