
会長ご挨拶

第36回内視鏡外科フォーラムin福島
大会長 丸橋 繁
福島県立医科大学 肝胆膵・移植外科学講座
第36回内視鏡外科フォーラムin福島を2025年5月31日(土)、コラッセふくしま(福島県福島市)において開催させていただきます。本学術集会を福島の地で開催させていただくことを、関係の皆様に感謝するとともに、大変意義深く感じています。
今回のメインテーマを「理想の内視鏡外科診療を考える - Shaping the Future of Endoscopic Surgery」としました。近年の内視鏡外科手術の技術革新は目覚ましく、ロボット支援手術の急速の普及により大きく外科手術が変わろうとしています。一方で、従来の腹腔鏡手術もまた重要な役割を担っています。外科診療の選択肢が増える一方で、果たして、患者・家族にとって、そして外科医や外科診療に携わる医療関係者にとって、理想の内視鏡外科診療とはなんであろうか?皆さんと一緒に考えたいと思います。
大きなパラダイムシフトの中で、方向性を見失わずこの分野を発展させるためにも、外科医だけでなく医療工学士や看護師といった医療関係者が集まり、最新の知見や経験をタイムリーに共有することが重要となってきています。
企画プログラムとして「若手教育と内視鏡外科手術(ロボット/ラパロ)」、「内視鏡外科診療の最前線;理想の内視鏡外科診療を考える」、初期研修医・専攻医優秀演題セッション等を予定しています。
外科医だけでなく、幅広い医療関係者が福島に集まり、明日の内視鏡外科診療を討論し学ぶ、実りある学術集会としたいと思います。多くの方にご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。