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若手呼吸器外科医会セッション
HT(Hokkaido Tohoku)-Network of Exploration for Thoracic Surgeon (HT-NEXT)
若手呼吸器外科医会セッション NEXT世代のロボット手術
拝啓
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます.
今年も若手呼吸器外科医会セッションの演題を募る時期となりました.
2018年に有志で立ち上げました「呼吸器外科若手医師の会 NEXT(Network of Exploration for Thoracic Surgeon)」も2022年より正式に呼吸器外科学会の一部会となり,この3年間で多くの企画が各支部で立案・運営されております.我々北海道・東北支部(HT-NEXT)も多くの先生方や呼吸器外科学会,企業様のお力添えでHT-NEXT企画を開催させて頂いています.この日本胸部外科学会東北地方会におきましても2022年の第107回より若手セッションの枠を頂き,若手による若手のための会を継続的に開催して参りました.
さて今年,第112回のテーマは「ロボット手術」です.2018年の保険収載以降,全国各地でロボット支援下手術が行われるようになり,現在胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除または1肺葉を超えるもの,区域切除),胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術,胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術,胸腔鏡下拡大胸腺摘出術(全てDa Vinci)がロボット支援下の適応術式となっております.今後さらに適応疾患及び術式が拡大することが予想され,若手が執刀する機会もさらに増えると思います.一方で呼吸器外科学会作成のガイドラインには,ロボット支援下手術を行うにあたり,「呼吸器外科医としての一般的な開胸および胸腔鏡手術の手術手技と周術期管理、合併症の治療法を充分習得していること。」と明記されており,呼吸器外科医として総合力も求められます.
すでに若手呼吸器外科医の先生方の中にもロボット支援下手術の経験者がおられると思います.ぜひこれまでの経験から得た手技や知識,あるいは課題を若手の目線でご発表頂き,皆で議論できればと思っております.
ご多忙の中恐縮ですが,ロボット手術の演題につきましてご検討頂けますと幸いです.貴重なご発表を頂けることで,私たちの日々診療がより一層充実したものになると信じております.
何卒よろしくお願い致します.
敬具
HT-NEXT メンバー 一同
何かご不明な点がございましたら,遠慮なく東北医科薬科大学 野々村
r.nonomura@tohoku-mpu.ac.jpまでご連絡下さい.