第72回北日本産科婦人科学会総会・学術講演会
会長 渡部 洋
(東北医科薬科大学大学院医学研究科産婦人科学分野 教授)
この度第72回北日本産科婦人科学会 総会・学術講演会を担当させて頂くことになりました。皆様のご厚意とご協力に心より感謝申し上げます。
本学は、明治時代から医師ならびに薬剤師の育成を続けてきた「仙台医学専門学校」が1918年に「東北帝国大学医科大学」へ昇格後、北海道・東北地方に薬学教育の場が皆無になった状態を憂い、1939年に東北薬学専門学校として開学されました。その後学制改革のなか1949年に東北薬科大学として設置認可を受け、さらに2016年4月に東北地方の医療の安定的な担保と活性化を目的に本邦では37年ぶりとなる医学部医学科の開設が認可され、東北医科薬科大学として新たにスタートを切りました。また1964年に認可を受けた大学院薬学研究科に続き、2023年には大学院医学研究科博士課程の設置が認可され、幅広い医学教育が可能となりました。これまでに3期生までが無事卒業し、現在本学のミッションである地方医療の担い手として羽ばたくべく懸命に研修を行っています。このため、本学術講演会は将来的に北海道・東北・北陸地方の産婦人科医療を支えていくであろう若手産婦人科医師の教育と交流のため「学ぶ、繋がる、そして支える」をメインテーマと致しました。会場の都合で例年の日程とは異なる金曜日・土曜日の開催となりましたが、副会長の徳永英樹教授ならびに産婦人科学教室医局員一同、実践的なプログラムとともに楽しいイベントを準備し、仲秋の仙台で皆様のご参加を心よりお待ち致しております。
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