会長挨拶
この度、第22回日本神経内視鏡学会を、平成27年11月5日(木曜日)、6日(金曜日)の両日にわたり、ホテル松島大観荘において開催する運びとなりました。発展を続ける日本神経内視鏡学会を宮城県で開催させて頂くこと、東北大学脳神経外科医局員一同大変光栄に存じます。
今回のテーマは、「神経内視鏡学の扉を開く ~原理原則からの新たな展開~」とさせて頂きました。神経内視鏡領域はまさに日進月歩であり、技術革新が次々と起こっています。このような技術や道具の改良に伴い、飛躍的な速さで内視鏡手術の適応が拡大していますが、その一方で、神経内視鏡をとおしてはじめて見えてくる我々にとって未知の病態が潜在していることも事実です。本会が、内視鏡を用いて「観察する」という原理から発展し、「病態を解き明かす」という新たな展開に進む端緒となれば幸いと考えます。
また、神経内視鏡技術認定を目指す先生方はもちろんのこと、神経内視鏡を御専門になさっておられない先生方にもぜひご参加いただけるよう広く扉を開放致しますので、懇親を十分に深めて頂ける学術集会になればと考えております。
学会場は仙台近郊の風光明媚な景勝地である松島です。学術プログラムとともに、晩秋の松島をご堪能いただければ幸甚です。皆様のご参加をお待ち致しております。
第22回日本神経内視鏡学会会長
冨永悌二