会長挨拶

会長

日本消化器病学会東北支部第219回例会
会長 諸橋 一
(弘前大学医学部附属病院消化器外科・乳腺外科・甲状腺外科 准教授)


この度、第219回東化器病学会東北支部例会を2025年7月4日(金)に弘前市の弘前文化センターで開催させて頂きます。このような伝統ある会を担わせて頂きます貴重な機会をお与えいただきまして大変光栄に存じます。
今回は、”若手からベテランまで”、“内科も外科も”、”消化管の先生も肝胆膵の先生も”様々な立場で幅広く議論ができることをコンセプトにプログラムを構成いたしました。
特別講演では「臨床研究のための統計学の基本知識」と題して、統計データを用いた論文作成についての注意点などを大阪公立大学の新谷歩先生からご講演を賜ります。若手からベテランまで普段、勉強したくても、なかなか触れる機会が少ないテーマで、非常に勉強になる内容と期待しています。
シンポジウムでは治療戦略に難渋する消化管と胆道の狭窄性病変をテーマといたしました。良悪性を問わず、大変苦労することが多い疾患群ですが、内科と外科の協力が不可欠で、科を超えた有意義な議論がなされることを期待しています。
専門医セミナーでは「肝胆膵領域悪性疾患領域の最前線」と題して肝胆膵領域のエキスパートの3名の講師の先生をお招きしてご講演を賜ります。また、今回も前回の例会で大変好評でした、基礎研究に関するワークショップを企画し、東北から質の高い基礎研究を発信して頂けるものと期待しております。更に、消化管をテーマにしたイブニングセミナーも予定し、盛り沢山な内容となっております。
初夏の弘前は緑が美しく、爽やかな気候を楽しめる時期です。皆様には是非、沢山のご演題を応募いただき、「洋館とフランス料理の街弘前」を堪能しつつ、有意義な時間を存分にお楽しみ頂けましたら幸いでございます。弘前で皆様にお会いできますことを楽しみにして準備を進めております。どうぞよろしくお願いいたします。