ご挨拶
第173回日本消化器内視鏡学会東北支部例会
会長 加藤 勝章
(公財)宮城県対がん協会がん検診センター
このたび令和7年2月7日(金)に日本消化器内視鏡学会の第173回東北支部例会を仙台市の仙台国際センターにて開催させていただくことになりました。大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いであります。会長を拝命するにあたり、東北支部長の飯島克則先生、宮城県幹事の正宗 淳先生、小池智幸先生をはじめとする支部幹事や評議員の諸先生方、そして 東北支部の会員の先生方に厚く御礼申し上げます。
支部例会は、東北地方の内視鏡診療のレベル向上を図るとともに、内視鏡診療に携わる医師の交流の場として重要であり、特に専門医を目指す若手医師にとっては学会発表の修練としても貴重な場となっています。また、本例会は日常診療において内視鏡検査に携わっておられる先生方にとっても、内視鏡診療にかかわる最新の知見や貴重な症例、診療に役立つ経験などを広く学ぶことができる場としても極めて重要な役割を担っております。
第173回例会では、「質の高い消化器内視鏡の実践を目指して」をテーマに、スクリーニングや精密検査を含む内視鏡診断のレベルアップに資する知見、また、内視鏡治療手法の工夫や新たな手技の導入、若手医師の育成プログラムなど幅広い観点からの演題を募集いたします。シンポジウムは「質の高い消化管疾患診療の実践と未来への提言」と「質の高い胆膵疾患診療の実践と未来への提言」、さらに、第172回支部例会に引き続き、未来を担う若手消化器内視鏡医による様々な検討や取り組みを共有し活発な議論を行う場として、専門医を取得後5年以内の若手専門医による特別シンポジウム「質の高い消化器内視鏡の実践を目指して~若手専門医からの提言」を開催します。また、恒例となっておりますプレナリーセッション「めざせ!消化器内視鏡専門医」も予定しております。消化器内視鏡専門医をめざす初期研修医、専攻医・専修医の先生方のみならず、がん検診や日常診療で内視鏡検査に携わる多数の先生方からの演題応募ならびにご参加を期待しております。
東北支部の先生方による質の高い内視鏡診療の実践と提供に少しでもお役に立てるよう微力ながらも支部例会の運営に努めます。どうぞよろしくお願いいたします。