大会長挨拶
一般社団法人日本顎顔面補綴学会
第31回総会・学術大会
大会長 髙橋 哲
東北大学大学院歯学研究科口腔病態外科学講座
顎顔面・口腔外科学分野
このたび、第31回学術大会の大会長を担当させていただくことになりました髙橋 哲でございます。大会長を仙台の地で開催させていただき大変光栄に存じます。今回は外科の立場から特別講演、シンポジウムを企画させて頂きました。まず、特別講演にはスイス・ベルン大頭蓋顎顔面外科学講座主任教授の飯塚建行先生をお迎えし、「ヨーロッパにおける近年の顎顔面補綴とインプラント」という題でお話いただきます。シンポジウムのテーマとしては「顎顔面領域の3-D」を上げ、昨今急速に進歩している3−Dの技術の臨床応用を、補綴と外科の立場から4名の先生にお願いしております。特別講演とシンポジウムを通して最新の先端技術をどのように顎顔面補綴に応用するか、今後の方向性を探る重要なシンポジウムになるものと期待をしております。また併催されます第19回教育研修会ですが、今回は「顎補綴=外科+補綴ーすべては患者さんのためにー」をテーマで2名の先生にお願いしております。患者さんのための最良の顎補綴治療を目指すために何が必要かを考える有意義な研修になるものと思います。学術大会初日の夕方には、恒例の会員懇親会を予定しております。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から2年半が経過いたしました。被災に際し本学会会員各位より物心両面にわたるご支援をいただき、誠にありがとうございました。私事ですが、2012年に九州歯科大学から東北大学に転任となり、出身地仙台での開催となりました。6月の仙台は、まさに青葉もゆる、1年の中でも最も美しい季節です。大会中はぜひ仙台の風光明媚な自然と食も楽しんで頂ければと思います。是非、お越しくださいますようご案内申し上げます。