第184回 東北外科集談会・第110回 日本胸部外科学会東北地方会・第42回 日本血管外科学会東北地方会・第99回 日本小児外科学会東北地方会

ご挨拶

第184回 東北外科集談会
第110回 日本胸部外科学会東北地方会
第42回 日本血管外科学会東北地方会
第99回 日本小児外科学会東北地方会

会長

当番世話人
内田 徹郎
山形大学医学部外科学第二講座
(心臓血管・呼吸器・小児外科学分野)



この度、秋の東北地方会の当番世話人を務めさせていただきます山形大学の内田徹郎でございます。2023年9月16日、山形駅に隣接したやまぎん県民ホールで開催いたします。有意義な学術集会となりますよう教室員一同で鋭意準備中です。東北各地のご施設から100題におよぶたくさんの演題をご応募いただきまして、誠にありがとうございます。より多くの先生方にご発表いただくため、口演時間は通常より短い4分、質疑応答2分に設定しましたことをご了承ください。
今回は一般講演のほか、酒田市の日本海総合病院理事長の島貫隆夫先生の特別講演を企画しました。先生は山形大学第二外科の同門で、山形県と酒田市間での病院統合はじめ、地域医療の様々な問題に多角的かつ積極的に取り組まれており、外科領域にとどまらない興味深いお話を拝聴できると思います。
また東北外科集談会、胸部外科学会、血管外科学会、小児外科学会地方会共催の特別企画として、「東北地方の外科医不足を考える」と題したパネルディスカッションを開催します。東北地方の様々な立場の外科医、研修医および医学生の思いに耳を傾け、問題意識を共有したいと思います。
今回は、現地開催のみですので、演者以外にも多くの先生方に山形にお越しいただけますようお願い申し上げます。本会は研究や診療成果を発表する場ですが、東北の外科医が一堂に会して交流することも重要な役割です。ベテラン外科医は旧交を温め、若手外科医は同世代と交流することで新たな刺激を受けます。Face to faceで忌憚のない意見を交わし合う本会の意義を再認識し、将来の外科医療を担う若手医師をオール東北で育成する雰囲気を醸成しましょう。地方会当日は3連休の初日になりますので、熱い討論の後は山形市や近隣の温泉地にぜひともご宿泊いただき、日頃の診療活動の疲れを癒す機会にしていただければと存じます。外科医不足が懸念されている東北の地から、外科医療再興の狼煙を上げようではありませんか。