第18回日本褥瘡学会東北地方会学術集会
会長 木村 かおり
八戸医療生活協同組合 八戸生協診療所
このたび、第18回日本褥瘡学会東北地方会学術集会を令和4年6月25日(土)青森県八戸市を会場に開催させていただく運びとなりました。
ここ数年、コロナ感染に翻弄されながらも、行政・病院・在宅が連携し、協力して幾度となく波を乗り切ってまいりました。その渦中におきまして、ICT利活用が日常となり、病院から在宅への勢いが加速する状況となりました。
現在、在宅医療の現場でお仕事をさせていただいております。その中で『情報』というものの重さを感じます。医療と介護の間で患者様が動くたびに『情報』が一緒に動きます。同じ情報を行政・病院・在宅それぞれ違う立場で受け止め、活用します。
今回『共有(きょうゆう)~伝え受け取る 情報・思い・技術(スキル)~』をテーマにさせていただきました。共有という言葉は、一見無機質な響きではありますが、そこには相手が存在し、相手を尊ぶ気持ちがあると思います。共有するものは、医療介護に関する事をはじめ、患者様ご本人のこと、ご家族のこと、本人の思いやご家族の思い、在宅や施設でケアするうえで必要な技術などその全てがとても大切であると感じております。
2年ぶりの現地開催を予定しておりますが、多くの方々に参加いただけるよう参加方法はコロナ感染の状況に応じて考慮してまいります。様々な職種の方々からこれまでの活動報告、研究発表、事例報告などを頂戴し、有意義な情報交換の場にできればと存じます。皆様にお会いできることをとても楽しみにしております。厳しい状況下と存じますが、おひとりでも多くの方にご参加いただけますと大変幸甚に存じます。