第77回 日本人類学会大会

市民公開シンポジウム


市民公開シンポジウム「東北地方の古墳〜甦る豪族達の姿〜」

趣旨

古墳時代は、近畿地方を中心とした巨大古墳のイメージが強いが、東北地方に残る古墳も決して少なくはない。東北地方は、ヤマト王権の支配が及んでいた東北南部と、これより北の蝦夷の地との間との人類・文化・政治的なインターフェースを果たした地域として意義深い。そこで、近年、石棺内から人骨が発見された灰塚山古墳(福島県)や、かつて出土した人骨について DNA 解析や生前の姿の復元が進んでいる戸塚山古墳(山形県)の最新の研究成果を公開し、現代の我々に至るまでの古代史における人間や文化の移動を題材に、時代の変革期に対応する秘訣を探る。


シンポジウム概要

日時:2023年10月9日(月・祝)13:30〜17:40
会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)
対象:どなたでもご参加いただけます。
定員:500名(申込み不要、先着順)

 開場・受付開始:12:30
 開会:13:30
 司会・趣旨説明:鈴木敏彦(東北大学)
 講演1:東北古墳時代人の発見  辻秀人(東北学院大学)
 講演2:東北地方古墳時代人骨の形質人類学的特徴  奈良貴史(新潟医療福祉大学)
 講演3:DNA からみた東北地方の古墳時代人
     安達登(山梨大学)・神澤秀明(国立科学博物館)
  休憩
 講演4:東北地方の古墳時代人は何を食べていたか  米田穣(東京大学)
 講演5:東北地方古墳時代人の顔の形態  鈴木敏彦・波田野悠夏(東北大学)
 講演6:古墳時代の服飾文化  伊豆原月絵(日本大学)
  休憩
 総合討論
 閉会:17:40

主催:第77回日本人類学会大会実行委員会
問合せ先:第77回日本人類学会大会事務局(東北大学大学院歯学研究科 歯科法医情報学分野)      E-mail:77jinrui@grp.tohoku.ac.jp
     TEL:022-717-8269 (受付時間 月・火・金 13:00〜17:00)