第171回日本消化器内視鏡学会東北支部例会

会長挨拶

会長

第171回日本消化器内視鏡学会東北支部例会
会長 池端 敦
(岩手県立中央病院消化器内科)



 遷延する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、日々の診療に大変なご苦労をされておられる先生方も多いことと存じます。これまで実臨床の先頭に立って患者さんの対応に当たってこられた先生方のご尽力に、心より敬意を表します。本例会は、COVID-19の感染状況が落ち着いてきている状況ですので対面形式の現地開催を予定しております。感染状況によってはハイブリッド形式の開催へ変更となる可能性もございますが、対面で会員の先生方と直接お会いし活発な討論や意見交換ができることを楽しみにしております。
  歴史と伝統のある日本消化器内視鏡学会の第171回東北支部例会を、令和6年2月2日(金曜日)に、仙台市のフォレスト仙台にて開催させて頂くこととなりました。大変光栄に存じますとともにその責任の重さに身の引き締まる思いであります。会長就任にあたりましては、東北支部長の飯島克則先生、岩手県幹事の松本主之先生をはじめとする幹事や評議員の諸先生方、そして2,000名を超える東北支部の会員の先生方に厚く御礼申し上げます。
  本例会は、東北地方の内視鏡診療のレベル向上を図るとともに、内視鏡診療に携わる医師の交流の場として重要であり、特に若手医師にとっては学会発表修練としても貴重な場となっています。私自身もこれまで症例報告や臨床研究を発表させていただき、また研修医の発表の指導をすること、さらには学会誌に投稿し掲載されることで大変励みになり勉強になりました。また、本例会は若手医師のみならず日常診療に携わっております先生方やベテランの先生方においても明日からの診療にすぐにでも役立つような内容となることを期待しております。本例会のテーマを「明日からの日常診療に役立つ内視鏡診療」とし、シンポジウムには「消化管腫瘍性病変に対する内視鏡診療~診断・治療の工夫とリスクマネージメント~」と「胆膵疾患に対する内視鏡診療~診断・治療の工夫とリスクマネージメント~」、パネルディスカッションには「腹部救急医療における緊急内視鏡~現状とリスクマネージメント~」を設けました。本例会は総会とは異なり、日常診療に即したご演題を数多くご応募していただくことにより、診断や治療の工夫、リスクマネージメントなど、ちょっとしたことでも会員の皆様にお役に立つようなご発表を期待しております。
  特別講演を2演題、エキスパートセミナーを2演題、ランチョンセミナーを3演題企画しております。また、第27回を迎えるプレナリーセッション「めざせ!消化器内視鏡専門医」も予定しており、消化器内視鏡専門医をめざす初期研修医、専攻医・専修医の先生方からの演題を広く募集致します。
  会員の先生方の多くのご発表とご参加を心からお待ちしております。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。